制服の衣替えはいつ行うべき?時期と衣替え後の制服の保管方法を解説
季節の移り変わりに毎年訪れる「衣替え」は、学校で制服を着ている学生はもちろんのこと、会社で制服を着用して仕事をしている方にとっても重要なイベントです。
そのような中で、
制服の衣替えの時期と衣替え後の制服の適切な保管方法を知りたいという方も多いと思います。
本記事では、制服の衣替えの時期と衣替え後の制服の保管方法を知りたいという方に向けて、制服の衣替えについて解説します。
[目次]
- 衣替えとは?
- 制服の衣替えはいつ行う?
- ・6月1日(冬服から夏服への衣替え)
- ・10月1日(夏服から冬服への衣替え)
- 制服の適切な保管方法
- ・1.洗濯/クリーニングを行う
- ・2.通気性の良いカバーで保護する
- ・3.ハンガーにかけて保管する
- ・4.日の当たらない場所で保管する
- 素材別の保管方法
- ・1.ウール素材
- ・2.ポリエステル素材
- ・3.綿素材
- まとめ
衣替えとは?
まずは、
衣替えについて簡単に解説します。
衣替え(ころもがえ)は、季節の変化に合わせて、衣類を冬服から夏服、または、夏服から冬服に切り替える日本の伝統的な習慣です。
もちろん、
海外でも、季節に応じた服装の切り替えは行われていますが、
日本のような「衣替え」という明確な習慣は見られないのが現状です。
制服の衣替えについては、基本的には学校で制服が指定されているため、季節に応じた制服への切り替えが必要となります。
また、
衣替えは、単に衣類を切り替えて収納するだけでなく、服の手入れや保管方法を見直す良い機会でもあります。
制服の衣替えはいつ行う?
次に、
制服の衣替えはいつ行うか?について、画像を用いてわかりやすく解説します。
制服の衣替えの時期は、地域や学校によって多少異なる場合もありますが、
一般的には、
の年2回のタイミングで衣替えを行うことが多いです。
※画像クリックで拡大画像がご覧いただけます。
なお、
制服には、セーラー服、ブレザー制服をはじめ、様々な種類の制服がありますが、
上図で示すとおり、衣替えする日(6月1日、10月1日)の前後約1ヵ月の期間に、夏服と冬服の中間的な制服である合服(あいふく)を設け、衣替えの期間に、ある程度自由度を持たせている学校も多くあります。
[ご参考]
また、
上図からもわかるように、夏服が約4ヵ月着用するのに対して、冬服は約8ヵ月着用することになり、夏服よりも冬服の方が着用期間が長いことがわかります。
6月1日(冬服から夏服への衣替え)
冬服から夏服への衣替えは、気温が高くなり、軽装が必要になる時期に合わせて行われ、日本の多くの学校や職場では、6月1日を基準に冬服から夏服に切り替えます。なお、
地域によっては、5月末から気温が上がるため、6月1日からではなく、早めに衣替えを実施したり、気温が上がらない地域では、6月中に衣替えしたりと、衣替えの期間に柔軟に対応するところも多くあります。
10月1日(夏服から冬服への衣替え)
夏服から冬服への衣替えは、気温が低くなり、朝晩が冷え込み始める時期に合わせて行われ、日本の多くの学校や職場では、10月1日を基準に冬服から夏服に切り替えます。なお、
地域によっては、9月末から気温が下がるため、10月1日からではなく、早めに衣替えを実施したり、気温が下がらない地域では、10月中に衣替えしたりと、衣替えの期間に柔軟に対応するところも多くあります。
制服の適切な保管方法
次に、
衣替えしたあとの制服の保管方法について、基本的なポイントを解説します。
季節ごとの衣替えに伴い、使わなくなった制服を長期間保管する際には、適切な方法で保管しないと、カビやシワ、劣化の原因となる可能性があります。
そして、
制服の保管方法のポイントとしては、
という4つのポイントがあります。
1.洗濯/クリーニングを行う
制服の保管方法のポイントの1つ目は、洗濯/クリーニングを行うことです。衣替え後には、必ず制服を洗濯またはクリーニングに出すことが大切です。
[ご参考]
汗や汚れがついたまま保管すると、時間が経つにつれて臭いやカビの原因となります。
特に、冬服は長期間着用するため、汚れが染み込んでいることが多く、クリーニングできちんと落としてから保管することがポイントです。
2.通気性の良いカバーで保護する
制服の保管方法のポイントの2つ目は、通気性の良いカバーで保護することです。制服は、通気性の悪いビニールカバーに入れたまま保管すると湿気がこもり、カビや臭いの原因になります。
代わりに、不織布カバーを使用することで、湿気を適度に逃がし、通気性を確保できます。
また、保管するクローゼットや衣装ケースにも、乾燥剤や防虫剤を一緒に入れると、カビや虫食いの予防になり効果的です。
3.ハンガーにかけて保管する
制服の保管方法のポイントの3つ目は、ハンガーにかけて保管することです。制服は、シワになりにくいようにハンガーにかけて保管することがポイントです。
ハンガーは、肩の形が崩れないように、肩幅に合ったハンガーを選ぶこともポイントです。
特に、ジャケットやブレザーは折りたたむとシワがつきやすいので、必ずハンガーにかけるようにしましょう。
スカートやズボンも専用のクリップ付きハンガーで吊るすと、型崩れやシワ防止になります。
4.日の当たらない場所で保管する
制服の保管方法のポイントの4つ目は、日の当たらない場所で保管することです。制服は、直射日光が当たる場所に長期間置いておくと、生地の色褪せや劣化を引き起こす可能性があります。
保管する際は、日の当たらない場所を選び、クローゼットの中など、涼しくて乾燥した場所に保管することがポイントです。
素材別の保管方法
次に、
衣替え後の制服の素材別の保管方法について、基本的なポイントを解説します。
制服にはさまざまな素材が使われており、それぞれに適した保管方法があります。
そして、
制服に利用される素材としては、
という3つの素材があります。
1.ウール素材
ウール素材は、暖かく冬服に多く使われる素材ですが、虫に食われやすいという欠点があります。そのため、ウール素材の制服は防虫剤と一緒に保管するのが効果的です。
また、ウールは湿気に弱いので、乾燥剤を入れることでカビを防ぎ、通気性の良いカバーで保護するのも重要です。
2.ポリエステル素材
ポリエステル素材は、シワになりにくく、型崩れしにくい特徴を持っています。ただし、高温に弱い素材のため、直射日光や高温多湿の場所を避けて保管する必要があります。
ポリエステルの制服はハンガーにかけ、涼しい場所で保管するのが理想的です。
3.綿素材
綿素材は、通気性が良く、肌触りが優れていますが、湿気に敏感でカビが発生しやすい素材です。特に、保管場所には湿気対策が必要で、乾燥剤を使い、定期的にクローゼットの換気を行うことが重要です。
また、綿素材はシワがつきやすいので、たたまずハンガーにかけて保管すると、きれいな状態を保てます。
まとめ
本記事にて、制服の衣替えの時期と衣替え後の制服の保管方法について、色々と解説しました。衣替えは季節の変わり目に合わせて行う大切な習慣です。
特に、制服の衣替えでは、適切なタイミングや素材に合わせた保管方法が重要です。
クリーニングや通気性の良いカバー、ハンガーを活用して、次のシーズンでも清潔でしわのない状態で制服を着ることができるよう、丁寧に保管しましょう。
また、
素材別の適切な保管方法を心がけることで、制服を長持ちさせることができます。
いずれにせよ、
本記事が、制服の衣替えの時期と衣替え後の制服の保管方法を知りたいという方の参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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