セーラー服の種類と特徴について徹底解説(素材や襟の種類など)

セーラー服の種類と特徴について徹底解説(素材や襟の種類など)

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セーラー服は、日本の女子学生の制服として広く知られており、その伝統的でシンプルなデザインは、多くの人々に愛されています。

そのような中で、

シンプルに見えるセーラー服ですが、種類などないのでは?と思っている方も多いと思います。

実は、

セーラー服には、様々な種類があり、デザインなどに細かな違いがあります。

本記事では、セーラー服の種類や特徴を知りたいという方のために、セーラー服の種類と特徴について詳しく解説します。

[目次]


セーラー服を構成する7つの要素

以前、

以下の記事にて、女子学生の色んな制服の種類と特徴について解説しており、セーラー服についても解説しています。

[ご参考]
日本の代表的な女子学生制服の種類と特徴についてまとめてみました

その中から、

本記事では、セーラー服に的を絞り、さらに詳しく解説します。

ということで、

セーラー服の種類と特徴を解説する前に、この記事の前提にもなるため、

まずは、

セーラー服を構成する7つの要素について説明します。

シンプルなデザインとして見られがちのセーラー服ですが、下図で示すように、

セーラー服を構成する7つの要素

※画像クリックで拡大画像がご覧いただけます。

大きくは、


の7つの要素から構成されています。

そういう意味では、

上記の7つの要素ごとに色んな種類があるため、組み合わせによっては、セーラー服には無限大の種類があることになります。

ということで、

次から、セーラー服を構成する7つの要素それぞれの種類について解説します。


セーラー服の種類と特徴


ここから本題です。

セーラー服の種類と特徴を


の7つの要素ごとに、解説します。


1.素材の種類

1.素材の種類

セーラー服を構成する1つ目の要素として、セーラー服の素材の種類について解説します。

セーラー服の素材には、


という種類があります。


夏服

夏服のセーラー服は、通気性が良く、軽い素材を使用しており、夏の暑さを和らげるため、裏地はなく、風通しの良い作りになっています。

代表的な素材は、ポリエステルと綿で、涼しさを重視した薄手の生地が多いです。

夏服は、半袖が基本で、襟の部分も薄めで清涼感を感じさせる印象を与えます。


冬服

冬服のセーラー服は、冬の肌寒い季節に対応するため、全体的に厚手で裏地もしっかりと付いた作りになっています。

代表的な素材は、ウールとポリエステルで、保温性を重視した厚手の生地が多いです。

冬服は、長袖が基本で、濃い色合い(黒や濃紺)のものが多く、落ち着いた印象を与えます。


合服/間服

合服/間服である中間服のセーラー服は、春秋など季節の変わり目に着用されるため、夏服と冬服の中間的な作りになっています。

代表的な素材は、ポリエステルと綿で、快適さと保温性のバランスが取れ生地が多いです。

合服/間服は、長袖が基本で、夏服の長袖という位置づけの学校が多く、快適な印象を与えます。


2.襟の種類

2.襟の種類

セーラー服を構成する2つ目の要素として、セーラー服の襟の種類について解説します。

セーラー服の襟には、


という種類があります。


関東襟

関東襟は、セーラー服の中で最も一般的なV字の襟で、比較的シンプルなデザインが多く、昔から存在するということもあり、全体的に伝統的な印象を与えます。

関東襟には、2本~3本の白いラインが入ることが多く、スカーフ、三角タイ、リボンを合わせることが多いです。

関東襟は、全国的に見られるタイプですが、主に東京を中心とする関東地方で見られ、シンプルかつ洗練されたデザインが特徴的です。


関西襟

関西襟は、関東襟とは違い、襟のV字が長めであることが特徴的で、さりげなく襟を強調したデザインが多く、優雅でありながら柔らかい印象を与えます。

関西襟には、1本~3本の細いラインが控えめに入ることが多く、関東襟に比べてデザインが柔らかく、優雅さを強調しています。

関西襟は、大阪、京都、神戸を中心とした関西地方で見られるタイプで、やや古風で、伝統を重んじるデザインが多いです。


札幌襟

札幌襟は、関東襟と似ていますが、他の地域と比べて胸当てがないのが特徴的で、胸当てがないながらも存在感があり、全体的にかわいらしい印象を与えます。

札幌襟には、曲線的なラインが入ることが多く、襟のデザインは、襟を強調しないような比較的シンプルなデザインが多いです。

札幌襟は、北海道の札幌を中心とする地域で見られるタイプで、かわいらしさがありながらも、落ち着いた雰囲気を持つのが特徴的です。


名古屋襟

名古屋襟は、関西襟とは似ていますが、襟のV字が関西襟よりも深く、首元にかかるようなデザインが特徴的で、エレガントで少し大人びた印象を与えます。

名古屋襟には、少し太めのラインが入り、ラインの色で個性を出すことが多く、関西襟と同様にデザインは柔らかく、優雅さを強調しています。

名古屋襟は、愛知県の名古屋を中心に見られるタイプで、おしゃれでありながらも、落ち着いた雰囲気を持つのが特徴的です。


3.袖の種類

3.袖の種類

セーラー服を構成する3つ目の要素として、セーラー服の袖の種類について解説します。

セーラー服の袖には、


という種類があります。


無地

無地の袖は、装飾がなく、非常にシンプルなデザインです。

袖の部分は、セーラー服本体と同じ素材・色で作られることが多く、全体的に統一感のある仕上がりになります。


ライン入り

ライン入りの袖は、袖口に1本または複数のラインが入ったデザインです。

袖口に入るラインは、学校ごとに異なりますが、襟と同じ色とライン数の場合が多く、襟との統一感のある仕上がりになります。


校章入り

校章入りの袖は、袖の部分に学校の校章やエンブレムが刺繍されているデザインです。

校章は学校のシンボルであり、制服を通してその誇りを表現する役割を果たし、袖の一部に校章が入ることで、他の制服との差別化が図られます。


4.胸当ての種類

4.胸当ての種類

セーラー服を構成する4つ目の要素として、セーラー服の胸当ての種類について解説します。

セーラー服の胸当てには、


という種類があります。


なし

胸当てがないデザインは、セーラー襟の下に布がないため、シンプルで軽快な印象を与えます。

胸当てがないセーラー服は、夏服としてよく見られるスタイルで、胸当てがないことで通気性が良く、着心地が軽いのが特徴的です。


無地

無地の胸当ては、シンプルで目立たないデザインです。

無地の胸当ては、シンプルさと清潔感が際立つことから、どんなスカーフとも合わせやすく、全体的に統一感のある仕上がりになります。


ライン入り

ライン入りの胸当ては、胸当て部分に1本または複数のラインが入っているデザインです。

ラインの色や太さ、配置は学校によって異なりますが、セーラー服全体にアクセントを加える役割を果たします。


校章入り

校章入りの胸当ては、胸当て部分に学校の校章やエンブレムが刺繍されているデザインです。

胸当てに校章が入ることで、制服そのものに学校の個性や伝統が強く反映され、学校の一員であることを実感させる効果もあります。


5.胸ポケットの種類

5.胸ポケットの種類

セーラー服を構成する5つ目の要素として、セーラー服の胸ポケットの種類について解説します。

セーラー服の胸ポケットには、


という種類があります。


なし

胸ポケットがないデザインは、シンプルでミニマリストな外観を特徴としています。

胸ポケットがないと、制服のシルエットが崩れることがなく、きれいなラインを保てるため、清潔感とフォーマルさを強調する見た目になります。


デザインなし

デザインなしの胸ポケットは、シンプルでありながら機能的なポケットです。

ポケットとしての機能を果たしながらも、無地で装飾がないため、他の部分との統一感があり、控えめな印象を与えます。


デザインあり

デザインありの胸ポケットは、装飾や刺繍が施されていることが多いです。

ポケット部分に学校の校章やラインが入っている場合や、ステッチがアクセントとして加えられている場合があります。


6.スカーフの種類

6.スカーフの種類

セーラー服を構成する6つ目の要素として、セーラー服のスカーフの種類について解説します。

スカーフは、ない場合もありますが、セーラー服のスカーフには、


という種類があります。


スカーフ

スカーフは、長方形や正方形の布で、一般的には比較的大きめのサイズです。

柔らかい素材でできており、セーラー服の襟元に華やかさとボリューム感を加えます。

スカーフは首に巻き、前で結び目を作って垂らすのが一般的で、結び方にはいくつかのバリエーションがありますが、通常は結び目が見えるように結ばれます。


三角タイ

三角タイは、名前の通り、三角形の布で、スカーフと比べて小さめで、首元をシンプルにまとめることができます。

三角タイは首に巻きつけ、後ろで結ぶか、前で結んで結び目を作らないスタイルが一般的です。

結び方もスカーフよりシンプルで、学校によっては指定の結び方があることもあります。


リボン

リボンは、セーラー服の襟元に結ぶことで、可愛らしくフェミニンな印象を与えます。

リボンの結び方や形状には、バリエーションがあり、大きめのリボンや小さめのリボン、シンプルなものからフリル付きのものまで、さまざまなデザインがあります。

リボンの色は、制服全体のデザインに調和するように選ばれ、学校によって、色やデザインが指定される場合が多くあります。

[ご参考]
制服のリボンの種類とオシャレでかわいいリボンが買えるショップを解説


7.スカートの種類

7.スカートの種類

セーラー服を構成する7つ目の要素として、セーラー服のスカートの種類について解説します。

セーラー服のスカートには、


という種類があります。


プリーツスカート

プリーツスカートは、スカート全体に均等に折り目が入ったデザインで、セーラー服との組み合わせで最も多いです。

プリーツの幅や数はさまざまで、細かいプリーツや広めのプリーツなどバリエーションがあり、色は黒や濃紺などが一般的です。

プリーツスカートは、動きやすさに優れており、座ったり立ったりする動作でも形が崩れにくいのが特徴です。


ストレートスカート

ストレートスカートは、ウエストから裾までがほぼ一直線に落ちるデザインで、体のラインに沿ったシルエットが特徴です。

プリーツがないため、シンプルでスタイリッシュな印象を与えます。

ストレートスカートは、装飾が少なく、シンプルでクリーンなデザインが好まれる学校で採用されることが多く、落ち着いた雰囲気があり、よりフォーマルな場にも適しています。


柄スカート

柄スカートは、チェック柄やストライプ、ドットなど、様々な模様が施されたスカートです。

プリーツスカートの形を持ちながらも、デザインの多様性を楽しむことができ、学校によっては、伝統的なチェック柄が制服の一部として採用されています。

柄スカートは、制服全体に個性を与えることができるため、学生の個性を際立たせる要素として機能します。


セーラー服の現状


次に、

セーラー服の現状について補足しておきます。

セーラー服は女子学生制服として、これまで、全国の多くの学校で採用されてきました。

しかし、

時代の変化と共に年々減ってきている

というのが実態です。

実際、

筆者も街中でセーラー服の学生をよく見かけていましたが、年々減ってきていると感じている一人です。

特に、

セーラー服からがあるブレザー制服に変更になる学校が多くあり、理由としては、制服にもファッション性を取り入れる時代になってきているという背景があります。

ただ、

以下の記事でもご紹介しているとおり、伝統的な学校をはじめ、セーラー服はいまだに健在です。

[ご参考]
セーラー服を採用している東京の高校と中高一貫校(国立、公立、私立)

いずれにせよ、

日本の制服文化の一つとして、セーラー服は貴重な制服として、これからも残り続けることを願っています。


セーラー服を買うなら?


先で、

セーラー服の種類と特徴について解説していますが、一般的なセーラー服は、ネットで購入することができます。

そして、

セーラー服を購入するのにおすすめのネットショップは、制服メーカーが運営しているできるCONOMiとKANKO SHOPの2つです。

ネットショップ
公式サイト

※CONOMiでは、夏服、冬服、合服/間服のセーラー服を取り扱っています。
※KANKO SHOPでは、冬服の取り扱いはありません。

詳しくは、以下の記事で解説していますので、よろしければ、ぜひご覧ください。

[ご参考]
制服メーカーが運営する本物の制服が購入できるおすすめネットショップ


まとめ

本記事にて、セーラー服の種類と特徴について解説しました。

セーラー服は、そのシンプルな外観からは想像できないほど多くのバリエーションがあります。

デザインの細かな違いは、学校ごとの文化や地域の特徴を反映しており、それぞれで個性的な魅力があります。

いずれにせよ、

本記事が、セーラー服の種類を知りたいという方の参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。


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